―――同人音楽・エロゲメインにレビューを書き綴っていきますか~。

AYUTRICA-ベルンシュタインの王冠

同人シンフォニックゴシック、AYUTRICAの新譜。
AYUTRICA ベルンシュタインの王冠

前作眩惑の霧(ネーベル)以来の新譜。
アルバムとしてはThe Rose Garden of Nightmareぶりの3rd。
本作ではお値段が少々高くなりますが外伝コミックが付いてきており、
よりアルバムを楽しみたいなら冊子付きの方を買った方がいいでしょうかね~。

AYUTRICA 付録

3rdまで2枚のシングルが輩出されているので、
本作を聴く前に聴き込むのもまた良いででしょう。


・概要

時は中世、美しき琥珀の城塞都市Bernstein (ベルンシュタイン)を舞台に繰り広げられる、王位継承権を巡る二人の王子と一人の少女騎士の物語。


第一王位継承者であるクラウスを擁する保守派勢力と、弟王子ヴェンツェルを支持する革新派との間で勃発した内乱。
軍を掌握し、有力貴族の支持を得たヴェンツェルら革新派が保守派を抑え、王子クラウスとシーディエンを含む数名の従者はリリエンタールへと逃れることとなった。


遠く離れた地で、自らの立場とヴェンツェルへの恋心に一人思い悩むシーディエン。城を追われ、全てを奪い取られた弟への憎しみを募らせるクラウス。
そんな折、霧の深い夜にクラウスが出会ったのは一人の銀の髪の男。王座を取り戻す手助けをしよう、と巧みな話術でクラウスの心を絡め取っていく。
突然現れた謎の「協力者」に不審を抱きながらも、シーディエンは段々と変わっていくクラウスの様子に心を痛める。


かの内乱から四年。かつての師であったモルトレート卿の計らいで、ベルンシュタイン城へ再び足を踏み入れるクラウスとシーディエンだったが…。


ベルンシュタインの王冠に翻弄される、3人の運命の行方は…?
忠誠と恋心、シーディエンが最後に選び取るのは果たして…。



「貴方に、私の剣を折ることはできますか?」



ベルンシュタイン王国を舞台とし、2010年春に「黒曜石の歌」、2010年夏には「眩惑の霧(ネーベル)」とAYUTRICAが綴ってきた中世ゴシック・ファンタジー「ベルンシュタイン三部作」がここに堂々完結。


AYUTRICAの特徴である星魚有香の透明感のあるヴォーカルと、重厚なシンフォニック・ロック・サウンドを全面に打ち出し、壮大な物語を歌い上げます。
また、今回の3rdアルバムでは以下のように新しい試みにも挑戦。様々な角度からAYUTRICAの描く世界を更に深く、更に激しく盛り上げます。



トラック1Ouvertüre
開幕を飾るは約40秒ほどのインスト。
強めに叩き付けられる鍵盤音で始まり、
AYUTRICAらしいコーラスなどで進む。

トラック2青と赤の二重螺旋
クリアなシンセサウンドと歌唱で始まり、
サラサラとした流麗な音に、笛の音色が融合し、
そこからバンドサウンドなどが介入することによって、
一気にシンフォゴシックスタイルの盛り上がりに!!
歌メロになると民謡的な雰囲気になるも、
壮大・荘厳さのあるサウンドで進み、
見事なグルーヴ感と、高音&神秘的さのある女性ヴォーカリストの歌唱が映える。

トラック3白霧の檻
ピアノの速射とアクセントとなる鍵盤音で始まり、
オーケストレーションを舞わせ、なかなか攻撃的なドラム、
そして一部場を支配する電子音が炸裂し疾走!!
歌メロになるとややテンポダウンするも、
捲し立てるドラミング、へヴィ気味なギターの存在感。
サビらへんは歌唱で牽引して優雅さと壮大さを湛える。
終盤には人の呻き声、雷鳴のSEなどで世界観を投影させやすくする。

トラック4白百合の花冠
ややしっとりめのピアノの旋律から始まり、
ストリングス・バンドサウンドなどでシンフォゴシックスタイルになるも、
2曲目とは違い、こちらの方が歌唱をよりフューチャーした形で、
適度な盛り上がりをみせ、効果的なドラムフィルインや、
ギターのカッティングが心地よく拝聴できる。
歌い方はエモさがあり、心に働きかけるものがありますね。

トラック5霧虹 -Nebelbogen-
こちらは約1分ちょいのインストトラック。
緩やかなアコギ・ピアノなどで進みつつ、
子供の笑い声っぽいものや、セリフらしきものを囁く。

トラック6擾乱の序奏(Drama)
10分以上にもわたるドラマパート。
ちゃんとした声優さんを起用しているとのことで、
棒読みなど全くなく、違和感なく聞き進められる。
セリフはもちろんのこと、靴音や雨音、剣戟などのSEも良かったり。
自分だけだとは思うんですが、クラウスがFateのギルガメッシュっぽい
発言があったのでちょっと笑ってしまいました(ぇ

トラック7刹那の刻(ヴィーラ)
叙情的なストリングスとチェンバロで始まり、
バンドサウンドと共にスマッシュな盛り上がりを見せると共に、
地の底から湧きあがるコーラスで進み歌メロへ。
リリックを噛み締めるたびに前のドラマパートが活き、
2ページ分の挿絵を見て更に心にグッとくるものがありますね~。
ここにきて初めてギターソロのパートが登場し、
間断のない速弾きが披露されてますでしょうか。



トラック8嘆きの王冠(クローネ)
ラストはピアノと歌唱を主軸に据えたバラードソングで、
ベース・ドラム・ドラムなどもささやかながら融合していく。
改めて思わされましたが、ミックスボイスや、
震わせる歌唱などが実に素晴らしいと痛感。
起伏はあまりないものの、静聴させられる仕上がりに。


総評→★★★★★★★★★☆9/10点。
ストーリー物なので、聴き終えたときは満足感でいっぱい!
バンドサウンドに重厚感はそんなにないものの、
それを補って余りある曲展開とヴォーカリストの存在感。
シンフォゴシックスタイルの壮大・荘厳・壮麗さに、
特徴的なヴォーカリストの歌唱のマッチングが見事。
後はもっとギターソロパート導入してほしかったり(笑)



・関連記事
AYUTRICA-黒曜石の歌 - Das Obsidianenlied -
AYUTRICA-眩惑の霧(ネーベル)-Dër Nēbel dës Trugida-
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