同人サークル、Crestの新譜。
前作
Core 以来の新譜になっており、
東方アレンジ第二弾 として輩出された本作!!
購入した切っ掛けはメロンブックスでたまたま見かけて・・・なのですが、
ジャケットの絵が見覚えのある 感じがあり、
思わず手に取り、「イラストは誰が手掛けたのだろう?」と見てみたら、
あのエログロで有名な
上田メタヲ 氏が手掛けていたのだっ!
かつて
Black Cyc の最盛期の中心人物で、
今でも管理人の心を離さない名作を輩出してきたあの上田メタヲ氏!!
そりゃもう
衝動買い&ジャケ買い 余裕でした。
因みにその後メタヲ氏&椎咲雛樹氏のイラストワーク大型本3000円弱で買いました(笑)
話しを戻してジャケ買い云々もそうですが、もう一つ購入する切っ掛けとなったのは、
ユリカ 嬢が参加しているからですね~、力強い歌唱で惚れてます!(ぉ
トラック1
茜眩帷 ~ Introduction 。
開幕を飾るは魔法少女達の百年祭の短いインストアレンジ。
原曲通り冷たく氷るピアノサウンドとうっすらシンセで幕を開けていく。
トラック2
Stardust Dreams(SENGENI.Mix) 。
二曲目はオーエンのアレンジ。
最初からユリカ嬢のビブラートが効いた歌唱が映える!
ギターがオーエンのサブフレーズのリフを奏で、
歌メロに入りシリアスなかっこいいアレンジヴォーカルに仕上がっている。
短いながらもギタソロも有り、慟哭ギターが登場。
VIDEO トラック3
眩暈 ~ dizzy me silly 。
三曲目は上海紅茶館のアレンジ。
颯爽と掻き鳴らされるアコギ、シャカシャカとした音などで始まり、
ムーディーさを装い、歌い方もまたそれに合った表現に。
終始テンポよく進行し、サビ前のアコギ特有の細めの旋律は耳に染み付く。
トラック4
さすれば幸運云わば魔法の什器(SENGENI.Mix) 。
四曲目は遠野幻想物語のインストアレンジ。
開幕から流麗なハープサウンドでファンタジックさを演出し、
ピアノ、打音などで荘厳さを醸し出していく・・・!
シンセストリングス、チェンバロなどの楽器を用いて色彩豊かに染め上げる。
トラック5
Color Of Heart 。
五曲目はティアオイエツォンのアレンジ。
引き込ませる電子音から強めに叩き付けられていくピアノサウンドで始まり、
女性ヴォーカルが存在感を示し、男性のHIPHOP調も入る。
とは言えしっかりと原曲が分かるので問題なく楽しめ、
アダルトでシックなアレンジヴォーカルを拝聴できる。
微かながらもワウギターも聞こえ、雰囲気重視系。
トラック6
Point Of View 。
六曲目は風神少女のアレンジ。
緩やかで物暗さというか翳りを包含したピアノソロで幕を開け、
男性ヴォーカルがフューチャーされる形になり、
ささやかなドラム・ベース・ピアノがバックで旋律を奏でていく。
声質が良いので静聴させられる。
トラック7
昇れのぼれ天まで昇れ(SENGENI.Mix) 。
七曲目は妖々夢のインストアレンジ。
シリアスなピアノに電子音、ストリングスで幕を開け、
ゴリゴリとしたベースサウンドから、
存在感を放つドラミング、へヴィネスなギターが登場。
そしてそこからメロディアスに駆け抜けていき、
パンチのあるリードギターのリフでメタラーには心地よい。
トラック8
Fragment 。
八曲目は無何有の郷のアレンジ。
これまたユリカ嬢が早々に圧倒的存在と歌唱力を見せつけ、
バンドサウンドが入り疾走を始める。
バラードロックでサビでは哀愁が特に滲み出ているし、
ユリカ嬢の裏声、ビブラートなどでよりグッと来る!!!
VIDEO トラック9
Make to the Days 。
ラストトラックは春色小径のアレンジ。
男女ツインヴォーカルで高音・低音がそれぞれ効いた歌声が響き、
それからはそれぞれ別パートで歌いこなしたり、
ポリリズム的な感覚でハモらせたりなどしていく。
女性のスキャットなどもあり、終盤でのエモーショナルさが際立ち、
ラストトラックに相応しい締めのアレンジと言えるでしょう。
総評→★★★★★★★★☆☆8/10点。 ユリカ嬢目当てなら結構満足できる作品になっておりますが、 ロック、シリアスバラードなどジャンルはそこそこバラバラ。 なのでメタラーとしては攻撃的・刺激的なサウンドが少ないが、 しっとりと静聴させられるチューンも多くあるので悪くなし!