同人サークル、A-HEADの新譜。

前作
I am Alice以来の新譜となっており、
それまでに合同で作品を頒布し、
魔法のない世界と同日発売!
今回
初めて購入させてもらったサークルさんなんですが、
どう見ても
ジャケット買いですね、相変わらず楽器&キャラに目がない(笑)
おまけに説明文に
メタルアレンジと書いてるから買わねばならんでしょ!(ぉ
・収録曲
1, 囁きは遠く
(ツェペシュの幼き末裔)
2, 紅月
(亡き王女の為のセプテット)
3, 虹色喪失
(U.N.オーエンは彼女なのか?)
4, 紫苑
(ネクロファンタジア)
5, 厄物語 -閨-
厄神様の通り道 ~ Dark Road
6, 共依存
(少女さとり ~ 3rd eye)
7, 暁月夜が明ける頃
(砕月/東方萃夢想)
8, I am Alice.
(人形裁判 ~ 人の形弄びし少女/ブクレシュティの人形師/
プラスチックマインド/不思議の国のアリス)
総評→★★★★★★★★☆☆8/10点。一曲目は短い
インストアレンジになっており、
うっすらとしたピアノから幕を開け、反復するフレーズが耳を付き、
コーラス、シンセ、オルガンなどで
重厚・荘厳さが増していく!
二曲目はミュートシンバルなどから始まり、
へヴィな刻みでメロウなリフは無い
無機質さも窺えるが、
フレーズによっては多少あり、ギターソロはまさにメロディアス!
そのソロ前にはゴリゴリのベース、バス音でお膳立てをし、
ギターソロ、そして静のパートを演出してからのドラム速射!!
三曲目はより攻撃的なメタリックサウンドを展開し、
PHが耳につきながら歌メロに移行し、
怪しい歌唱が映え、
アグレッシブなドラムフィルインが淡々としてて良い感じ。
ギタソロも雰囲気通り怪しい感じのソロを展開するが、
もうちょっと前面に押し出てほしかったかな~と、思ったり。
そして終盤にふわりと現れるシンセが何気に良い。
四曲目はライトなカッティングサウンド、
ぽこぽこスネアで始まり、
すぐにバンドサウンドはへヴィさを増し、シンセのベールが入っていく。
サビで急激にテンポアップし、
クセの無いストレートな疾走で聴きやすい。
五曲目は
ドラムロールを交えたバンドサウンドで始まり、
ゴリゴリベースのアピールが前面に押し出ている。
歌唱は再び怪しくキーの低い感じで進行していく。
六曲目は
荘厳系コーラスにオルガンちっくなサウンドで始まり、
すぐにバンドサウンドが融合して疾走を繰り出す!!
そして歌唱が始まるが、出だしが微妙に幼い感じでバックサウンドとギャップを覚えたり(笑)
サビで高音キーを炸裂させるが、かなり精一杯さを感じさせて聴いてて不安になりかけるが、
強力なバンドサウンドに陶酔しちゃってるので問題なし!
ギタソロはメロディアスに駆け出し、綺麗な弦押さえが冴える!
七曲目はシンセのうっすらとしたうねりの奔流から、
儚くも美しいピアノ旋律、シンセストリングスらしきものが展開し、
歌メロになると
シリアス歌唱がフューチャーされたアレンジに。
後半に差し掛かるとバンドサウンドで盛り上げていき、
エモーショナルなギターソロが鳴り渡る。
ラストトラックはアリス関連の曲を押し並べたアレンジになっており、
約10分に及ぶ大曲をぶつけてくるっ!!!
開幕はうっすらシンセのベールとやわらかなギターサウンドで始まり、
人形裁判からブクレシュティに変わると歌唱が進行していく。
ささやかなバンドサウンド、ピアノなどでシリアスさを出していくが、
2分半から
突如としてメタリックサウンドと化し、
ここからが本番だと言わんばかりにガツガツとへヴィに突き進む。
折り返し間際でオルゴール的な質感を持ったサウンドが場を支配し、
乾いたスネアから緩やかなメロディアスギターが登場し!
そのソロが終えると再度メタリックになるが、疾走はしてくれない(ぁ
長い尺でありながら飽きさせず、全く違和感の無い繋ぎ。
総合的にバックサウンドは秀逸と言えましょうが、
歌唱面がちょっと残念な所があるんじゃないかな~と。
一本芯が入った力強い歌唱ならメタリックなバックサウンドと相まって良かったんですが、
所々バックサウンドに食い潰されたり、希薄な部分があった気がしますかね~。
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