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―――同人音楽・エロゲメインにレビューを書き綴っていきますか~。

D'espairsRay-Monsters

ヴィジュアル系インダストリアル・ミクスチャーバンド、D'espairsRayの新譜。
DESPAIRSRAY Monsters

前作REDEEMER以来となる4th。
去年結成10年目にしてメジャーデビューを果たしたディスパ。
記念無料ライブを行い、そのライブをDVDにした作品を去年の年末に輩出。
08年辺りからマニア成分が薄れつつもあり、
カップリングでマニアを納得させるマニア向けの楽曲を放つと共に、
HORIZONでラップを披露したり、
Love Is Deadではダンスチューンを披露するなど、
ここに来て彼らの守備範囲の広さに唸らされるばかり。
でも自分が望むのはマニア向けの楽曲なんですがね(笑)
さて、前作REDEEMERは去年で一番ヘビロテしたアルバム!
[Coll:set]、MIRRORは一度聴いたら素晴らしいアルバムでしたが、
REDEEMERは聴けば聴くほど嵌るスルメソングばかりの楽曲郡。
それでは本作はどういった楽曲になっているのか大いに期待しつつ聴き進めることに・・・。
9月からアメリカツアーを行う予定で相変わらずワールドワイド。
Monsters発売前にFC限定ライブを行いましたが、行けなかったんですよね~(泣
なので、10月からの全国ツアーは絶対行きますぜっっっ!!!


トラック1Human-clad Monster
歪んだへヴィギターがおどろおどろしい感じの雰囲気を醸し出しつつ、
エフェクトされた歪のシャウトらしきもので進行。
そして特筆すべきは昔の時代を彷彿とさせるダークで何処か神秘的なシンセ音。
これだっ!こういうシンセサウンドを待ってたんだ!と、思わず叫びました(笑)
あと、駆け足で歌唱するシーンは珍しいですね~。
それから歪によるお得意のデスヴォイスが炸裂!!
切れ味鋭いシャウトもいいけど、デスヴォイスも流石の一言。
何気に耳を突き抜けるドラムフィルインが好き!

トラック2Death Point
こちらはPVがある楽曲。
パワフルなバンドサウンドからシャウトを一発!
サビでは爽やかに疾走し、お馴染みKaryuのギターライン。
トラックタイトルをデスヴォイスで連発しまくる。
そのデスボ連発は聴いてて心地よいですが、破壊力はちょっとないですかね。



トラック313 -thirteen-
軍隊が行進するかのような足音から始まり、
それに合わせたかのようなドラミングにダウンチューニングギター。
ミドルテンポで進行しますが、テンションは上がる上がる!
ライブの盛り上げソングに成り得る煽りなどがありますし。
多分掌を突き上げてリズム取る感じかな~。

トラック4Love Is Dead
まさかのダンスチューンとなった14thシングル。
思わず肩を揺らしたくなるような電子音が終始浮遊する。
ダンスチューン+ロックなので、それに加えバンドサウンドも勿論展開。
しかし特に派手な演奏はしておらず、常に電子音メインで回っており、
ロックサウンドはそれに付随するばかりの物程度に。
昨今ちょこちょこ顔を出すKaryuによるギタソロもないし(笑)
そんなこんなでバックサウンドもそうですが、歪の歌唱に注目していただきたい。
実に堂に入った歌い方ではないでしょうか。
良い感じの妖艶さを纏った歌唱に、しばしば耳が孕まされます(蹴



トラック5Devil's Parade
サイバーちっくな電子音に誰かのセリフが入り、
そこから若干明るく変なノリになったと思わされたら、
またもやHIPHOP調な歌い方をしてるじゃなかいか!!
う~ん、こういう歌い方はちょっとノリにくいので残念。
Parade というタイトルからそういう明るい感じを覗かせます。
かなり独特の雰囲気で好きなんですがね~、やはりHIPHOP調の歌唱だけが惜しい。

トラック6Dope
淡い機会音に、そこから切り込んで入ってくるへヴィギター。
それに伴ないキレのよいシンセサウンドが響く。
ダークで怪しげな匂いがぷんぷん撒き散らし、
ミドルへヴィでまだ何処となく愉快気な雰囲気もちょっと混じる。
終盤での中東っぽさもある電子音が印象的、

トラック7Falling
デスヴォイスと同時に疾走し、スネアにアタック感があるっ!
うっすらと覆うシンセのベースがまた幻想的な雰囲気に。
間奏中・後に歪の連続デスヴォイス中のリードギターがかっこいい。
全体的に疾走はしているが、さっぱりとしているので、
もう一癖あっても良かったかなぁ~。 キラーチューンの一つ。

トラック8Progress
ノイズ混じりのサウンドに、ウィスパーヴォイスに近い押さえ気味の歌唱から始まる。
ツインギター双方へヴィ気味にミドル・ファストテンポで駆ける。
正直ここらへんのトラックに来て、
かなり似たり寄ったりの楽曲が多くを占めてきてる感があるので、
他の曲と大差ないかなぁ~と思ってしましますね~。(ぁ

トラック9Final Call
結成10年目の発表された13thシングル。
奥まったサウンドから一気に爆発する感じでアタック感強し。
シングルでのタイトルトラックソングでは久しぶりに、
ややマニア向けっぽくなった楽曲でしょうかね~。
バッキング→リフのメリハリがかなりいい。
そして当時では珍しいKaryuのソロパートが用意されており、
短くも緩いテンポながらも、メロディアスなリフを展開!



トラック10Abyss
ちょっと変則的なドラムプレイから始まり、
アコギに近いようなギターサウンドと、
終始散らつかせる電子音が印象的で、
サビでバンドサウンドが展開すると共に盛り上げる。
サビでの歪の歌唱の表現が壮大さを感じさせる!
そんな中で、影の功労者はTSUKASAのドラミングでしょう!
若干残念なのがギターソロかなぁ~。
この手のサウンドならば叙情的なリフやメロウさで来るのが王道ですが、
なんか中途半端なイメージが強いかも。
このギターソロでガツンと来たらもっと良かったと思います。


総評→★★★★★★★★★☆9/10点。
アルバム一つとしての世界観の構築は抜群でしょう!
ただ、それ故に楽曲のメリハリのなさが感じられないこともない。
ダークで怪しげな雰囲気が好きならいいでしょう。
その代わり夜空みたいな明るい楽曲は皆無。
海外をより意識してか、サウンドの重厚感はアップし、
メタラーにもそれなりに納得の出来る仕上がりかと。
「浮遊した理想」・MIRRORみたいな楽曲に飢えてますが(笑)
後、前作ではバラードも秀逸だったのですが、
本作ではラスト一曲だけと、その点も残念です。
bpm速い曲でも癖になるのあまり見当たりませんでしたし・・・。
なんだかんだ言ってますが、昔の面影のあるシンセサウンドは良かった!



・関連記事
D’espairsRay-REDEEMER
D’espairsRay-FINAL CALL
D'espairsRay-Closer to ideal-Brand new scene-
D'espairsRay-IMMORTAL
D'espairsRay-LOVE IS DEAD
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