同人メタル、アイアンアタックの新譜。

前作
Miss Understanding以来となる新譜。
相変わらず怒涛のリリースで、よくネタ切れしないなと感心するばかり(笑)
基本同じ系統が多い楽曲群ですが、去年は毛色が違ったアルバムが輩出され、
どのアルバムも新鮮味に溢れて良かったですかね~。
果たして今年一発目の新譜はどういうった感じになるのかっ!?
という点ですが、
THUNDER CONCERTO以来となる、
ネオクラシカル様式美なので、
俄然聴く前からテンションが上がってます!
だってTHUNDER CONCERTOはかなり好きな盤だし(笑)
それと早くもM3で頒布される作品情報も上がっており、
ベストアルバムを頒布するようですね~。
しかもただのベストアルバムではないということなので、
そこらへん、どういったシークレットなのか気になります!
8月には
LIGHTNINGの新譜も出るようで、
今後も益々目が話せないIRONさん・・・。
トラック1
Opus Of The Scarlet Cradle。
約2分弱のトラックになっており、いつも通りの幕開けですね。
クラシカル成分溢れるオルガン系のサウンドから始まり、
これから始まるぞ!っという緊迫感を漂わせる強い鍵盤音。
そこから疾走するのかと思いきや、粒の良いクリーンギターに、
ピアノサウンドやバンドサウンドが静かに展開してゆく。
トラック2
Ripple Of 495 Years。
何かのメタルバンドで聴いたような最初のフレーズ。
うう~ん、思い出せない。何だっけかなこれ(´・ω・`)
前曲に続き、U.N.オーエンは彼女なのか?になります。
ドラムのパンチ力、ギターのヘヴィさでは、
このアルバム随一かも知れませんね~。
逆に言うと、それ以外の楽曲はアタック感に欠ける感じもしますが。
バスドラにアグレッシブなドラミング&ギターの速弾きのスパイラル!
何気にシンセサウンドの音作りがツボにはまりました。
3分ちょい辺りでは変わった音を出す演出があったり。
ハープちっくなものに、機械音ものがメロディーを紡いでおり、
驚きの変拍子になっていますな(笑)
トラック3
Vampire Concertoクラシックの運命を大々的に導入しててビックリ!
そしてそこからの繋ぎ方もかっこいい!!
ダークサイドのシンセサウンドが介入し、
そこから緩やかに疾走を開始。ソフトなギターサウンドが印象的。
アタック感もあまりないが、非常に聴きやすい仕上がりに。
ツインギターのリフの絡み合いのフレーズは熱い!
ギタソロでも流石の速弾きを披露しており、
バックでシンセが盛り上がる感じになっているでしょうか。
所々軽いスクラッチ的要素も入ってるような。
トラック4
A Fragment Of Century。
アイアンでは聴きなれたドラミングから始まる。
bpmを抑えつつ、メロディアスギターが主軸で展開。
圧の良いドラムサウンドに派手さのない機械音。
メロウであり、哀愁を漂わせる後半パートに、
泣きのギターフレーズのソロは流石ですねっ!!
トラック5
Sign Of Wizard's Melancholy。
また聴き覚えるのあるクラシックフレーズを導入し、
そこからの繋ぎがまたもやかっこいい!!
序盤ビブラートを効かせたミドルテンポのネオクラシカルサウンド。
そのクラシカルさを主張するシンセサウンドがぎらつく。
中盤一拍置きつつの、ドラマティックさ溢れる演出から、
ギターソロが始まり、やはり驚異的な速弾きを交えた、
緩急さとメロディアスさを交えたフレーズになっている。
バックのシンセが、ギターソロにスポットライトをあててるようだ(笑)
トラック6
Satellite Phantom。
序盤からごりごりとしたベースサウンドが顔を覗かせ疾走。
Alcatrazzのjet to jetを彷彿とさせるフレーズ!
特にギターソロでは如実に分かりますね~。
やはり全体的に攻撃的ではないが、重低音響いてるだけありがたい!
ドラムもそれほど単調でもなく、いい感じのフィルインあったりと。
そしてまたもやクラシックのフレーズをオマージュしてるっぽいのも。
トラック7
Purple Flame。
超絶アグレッシブなドラミングとは裏腹に、
儚さがあるメロをリフを紡ぐギターサウンド。
そして面白い事に、世界的バンドであるディープパープルの、
BURNのフレーズを拝借してますな(笑) タイトルにパープルってあるし。
あまりにも有名なフレーズなので、思わず「おおっ!」ってなりましたよ。
ソロはパープルより激しくなっており、
バスドラなどを用いてきているところが印象的だ。
もうちょい電子音がかかった所をフューチャーしてほしかったり。
古きよき、色褪せない名曲はいいもんですなぁ~。
トラック8
Killing Under A Scarlet Moon。
ネオクラ全開の機械音に、ややアタック感のあるドラム。
一拍置きつつのメロディアスギターの展開にスウィープ!
そして速弾きも披露。サビはメロウに弾きこなす!
またもやソロが展開されるが、長い!熱い!良い!
ということで、ほぼイキかけました(笑)
いやまぁ、ホント聴いてて飽きないですなぁ~。
ソロの後ろではダークシンセがちょびっと鳴らされるが、
やはりギタソロの怒涛の奔流によって、すぐ掻き消されちゃいます。
ラスト間際のチョーキングのノビもいいです!!
トラック9
Blood Plus。
1分40秒ちょっとのラストトラック。
タイトルが某漫画を彷彿とさせられます(笑)
最初はネオクラサウンド攻勢できつつ、
バックで流麗なハープ系のサウンドが流れつつ、
緩やかなメロディアスギター→ネオクラサウンド→メロディアスギターに、
うっすらシンセがのっかりつつ、ラストでまたネオクラ機械音で締める。
総評→★★★★★★★★★☆9/10点。
本来のガツンときつつ、速いbmpではないもの、
またいつもと違ったかっこさよというか、
色気がありますねぇ~。堪能しました!
散らばっているネタにもニヤリとしました(笑)
それとレビューの際に、前のマイミクさんから
アドバイスも頂きました!ありがとう!・関連記事
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