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―――同人音楽・エロゲメインにレビューを書き綴っていきますか~。

Dimmu Borgir-Abrahadabra

シンフォニックブラックメタルバンド、Dimmu Borgirの新譜。
Dimmu Borgir Abrahadabra

前作In Sorte Diaboli以来となる9th。
その前作ではブラックメタル本国のノルウェーでチャート1位を獲得する快挙を成し遂げ、
今や名実共にブラックメタル界を代表するバンドに。
サポートとは言えあのヘルハマーが参加しただけあり、
The Chosen Legacyの終盤のドラミングとバスドラは驚異的!
一方YOUTUBEではThe Sacrilegious Scornの再正数が約680万と、
ブラックメタルでは尋常じゃない数字を叩き出している!!
ここまで上り詰めると、ユーロニモスの「ブラックはアングラであるべき」
という言葉は何処かに吹っ飛んでますな(笑)
さてさてディムボガーですが、結成当時は毎年のアルバムリリースでしたが、
ここ数作は2,3年に1枚のペースで輩出し、
どれもが大作と成りえたアルバムになっており、
今作も前作から約3年近くの年月を経て輩出されたアルバムになり、
51人編成のオーケストラ、38人のコーラス隊他、
100人以上のミュージシャンが関与
と、物凄い圧倒的な編成になっており、
最早ブラックメタルの枠どころではないと言った感じに(笑)
今年は同じくシンフォニックブラックメタルバンドの、
Cradle Of Filthの新譜も出るので楽しみ。
その前にEP時代から好きなAbigail Williamsの新譜も出ますがねっ!


トラック1Xibir
大作の予感を感じさせるアルバムの一発目は約3分のインスト。
唸り声っぽいものから始まり、男女混声コーラスが入り、
緊迫感をひしひしと与えながらもストリングスや、
大仰なオーケストレーションなどが展開していき、
荘厳なドラマティックさのインパクトを与える。

トラック2Born Treacherous
ディムなどでは聴き慣れたギターリフ・サウンドで始まり、
スネア一発、ベースサウンドが一音聴こえ、
そこからバスドラをパタパタと踏み鳴らしつつ、
壮麗なオーケストレーションが加わり疾走を始める。
途中ドラムロール数度繰り広げつつ、
クラッシュシンバルを放ち、ややパワフル気味なドラミング!
折り返し間際ではテンポダウンし、
何らかの声っぽいのが入り、分厚いコーラスが導き、
ドラマティックなオーケストレーションが鳴り響く!
思わず脳内で指揮者が激しく棒を振るう姿が想像出来ちゃう(笑)
そして改めてブラストビート共に爆走していく。
相変わらずシャグラットの聴きやすいがなりに、
壮大でありながらもキャッチーなメロディーセンス。



トラック3Gateways
こちらはPVが作成された楽曲。
神秘的なコーラスから始まり、
バスドラを踏み鳴らしながら序盤からクライマックス!
歌メロなるとテンポダウンしつつも、
低音域のシャグラットのボイスに、
変則的なドラミングにオーケストレーション。
途中いかにも悪者っぽい女性ヴォーカルが参加し、
メロディアスなギタリフを展開し、
改めて疾走を繰り広げている。
セリフっぽい物の後にはしっかりとサタニックなリフも。
勿論トレモロ攻勢も抑えてきてますね~。
シャグラット→女性ヴォーカル→シャグラット→女性ヴォーカルと、
交互に歌い上げていく展開もいいですよね!



トラック4Chess With The Abyss
ノイジー気味なギターサウンドで始まり、
いつも通りの大仰さを見せつつクワイア。
アグレッシブなドラミング、断続的なバスドラを背景に、
メロディアスな速弾きを展開している。
ミドルテンポに近い速さではあるものの、
演奏隊の密度はなかなかに濃く、
オーケストレーション同様に細部にまで聴き入ってしまい、
ラストの締め方もキレがよくて素晴らしい!

トラック5Dimmu Borgir
結成からはや17年近く・・・。
ここにきてとうとう自分らのバンド名を冠するトラック!!
これはもう聴く前から期待が膨らむばかり。
開幕から男女混声の分厚いコーラスに導かれ、
すぐにバンドサウンドが展開していき、
お馴染みのドラマティック性と勇壮さを感じさせる。
特に地の底から沸き上げてくるコーラスは凄まじい。
ギタソロは緩やかでメロディアス成分がちょいと。
3分辺りからの盛り上がり方とかもう反則レベルですよ(笑)
ホントそんじょそこらのシンフォブラのバンドでは辿り着けない領域。
そして再度ギタソロがあり、エモーショナルな感じもあり唸りがあったり。



トラック6Ritualist
男性ボイスから始まり、アコギテイストのサウンドが入り、
風っぽいSEや雷らしきSEが入り、
一気に激しいバンドサウンドが展開し疾走する。
エッジの効いたストリングスが舞い飛び、
精密的なドラムビートを繰り広げつつ、
オーケストレーション勢も適度に顔を出す。
メロディアスなリフ・PH・に流麗なピアノサウンドはGJ!!
やっぱオーケストレーションもいいけど、
ディムと言えばこのピアノサウンドがいいですね~。
後半はドラムロール後に刻みを与えつつ、
ドラマティック性と緊迫感が増した様相を呈する。

トラック7The Demiurge Molecule
オーケストレーションではなく、
珍しくギターで序盤から盛り上げるサウンドを披露。
勿論バスドラを踏み鳴らしつつ、コーラスを差し挟む形に。
途中金切りっぽい音からビートダウンし、
緩やかなオーケストレーションが顔を出す。
アルバム内でも特に起伏の激しいオーケストレーション。
終盤にはギタソロがあるが、特にこれといってインパクトはなし。

トラック8A Jewel Traced Through Coal
静寂さがある緊迫感が暫く続き、
オーケストレーション&バンドサウンドが展開され、
見事なグルーヴ感を伴ないながら劇的に介入し、
1分辺りでブラック特有のギターサウンドを放ち、
超強烈なブラストビートが飛び出す!!!
後半にはテンポダウンし、クワイアが導入され、
刻みまくるバスドラに盛り上げるドラミング。
跳ね回るが聴こえにくいピアノサウンドに、
ドラマティック極まるオーケストレーション。
一部ドラムマーチっぽい物もあった気も。
ラストは改めてシンバルミュートから爆走で突っ走る!

トラック9Renewal
序盤から壮絶なアグレッシブなドラミングをかましつつ、
メロディアスなツインリードが展開し、
このアルバム随一のメロウさを誇るギターリフ!
でも歌メロになるといつも通りのディム!!
苛烈なドラムビートに壮麗なクワイアにオーケストレーション。
そして多分久々の登場となる、悪役ちっくな女性ヴォーカルも再登場。
ギタソロではハモリこそあるものの、速弾き等はなしに。

トラック10Endings And Continuations
実質的ラストトラックを飾るは
粘着性のあるようなSEに雷のSEが入り、
男性のナレーションが静かに入る。
そして1分を過ぎた頃にはパワフルなドラミングで、
バンドサウンドが展開していき、
緊迫感のあるオーケストレーションが畳み掛ける!
更にはまたえげつない強烈なブラストビートをぶっ放し、
荘厳なクワイアが展開し、シャグラットの嘲笑なども。
折り返し辺りでは多分ですがギタリストのシノレスの美声が響き渡る。
終盤にはアルバムタイトルコールを念じている(笑)



トラック11Gateways (orchestral version)
トラック3のオーケストラルヴァージョンで、
インストになっているので、単純に豪華なバックサウンドを堪能出来る。
歌無しでも圧巻のサウンドになってて、流石ディムボガーと思わせられる。

トラック12Perfect Strangers(Deep Purple cover)
世界的ハードロックバンド、Deep Purpleの名曲をカヴァー。
前作ではVenomのBlack Metalをカヴァーして歓喜でしたが、
今回はちょっと個人的にはこのカバー選曲チョイスは残念(笑)
勿論これはこれでいいとは思うし、
ちゃんとディムボガー色も出てますが、
選曲がディムのイメージからかけ離れちゃう(苦笑)
まぁ、他の一線ブラックメタルバンドも、
アイアンメイデンやらメタリカとか普通にカヴァーしてはいますが・・・。


総評→★★★★★★★★★★10/10点。
より強力になったバックサウンド。
シンフォニック極まる大仰なオーケストレーションに、
尋常ならざるドラミングを繰り出すドラマー。
完成度が今作も非常に高くなっており、
展開・演出も聴き入るものばかりですが、
Progenies Of The Great Apocalypseや、
The Serpentine Offeringみたいに、
一聴して戦慄が走った曲こそないものの、
どの楽曲も良曲揃いでお腹いっぱいに(笑)
トゥルーブラックメタルからはかけ離れる物の、
ディム独自の強力なサウンド陣で今後も頑張ってほしい!
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Burzum-Belus

ブラックメタルバンド、Burzumの新譜。
burzum Belus

ブラックメタルを語る上で、どうしても欠かせないBurzum11年ぶりとなる7th。
Mayhem、Darkthrone、Emperorなどと同様に、
悪魔崇拝集団で有名なインナーサークルに所属し、
同サークルのMayhemのギタリストであり、リーダーであった、
ユーロニモスをぶっ殺し、豚箱行きに。
勿論インナーサークルで流行してた教会放火の罪などでも捕まる(笑)
そんな中でようやく出所(仮?)し、本作が11年越しの新譜になった訳ですね。
ちょっと個人的な意見になりますけど、Mayhemのアルバムにしてブラックメタル真の入門アルバム、
De Mysteriis Dom Sathanasは、
やはりユーロニモス殺害によって、より高められた傑作なアルバムでしょう。
ここ近年のMayhemはマニアック脱退アッティラ再加入
ブラスフェマー脱退に、超人ドラマーヘルハマーの容態も気になり、
前の新譜もいまひとつで、08年の来日ライブは生で見れただけでも歓喜だったのだが、
演出がちょっとしょぼくて残念な昨今なMayhem・・・。もっと狂気と邪気に満ち溢れた作品をくれっ!
何はともあれBurzum久し振りの新譜には大いに期待しておりました。
大衆的・商業的ブラックメタルもちらほらと見受けられる中で、
カウントの楽曲にはトゥルーブラックメタルがあると信じて試聴・・・。










予想通り反複を繰り返すフレーズで、この手の楽曲に興味ない人には退屈かも。
音質もあまりクリアではなく、ノイジーさが目立っており、
より暗黒音楽の世界観の構築の一翼を荷っている事でしょう。
尺も長編もちょこちょことあり、やはりブラックだなと(笑)
聴けば聴くほど深く沈みこみ、陰鬱ブラックメタルばりのサウンドも聴ける。
プリミティブボイスはあるにあるが、
全盛期のような血反吐が出るような凄惨極まりないヴォイスはあまり見かけない。
トレモロメインで、疾走曲もありますが、スロー・ミドルテンポが主流で、
ナレーションちっくなものも差し挟んできており、何となく上品になったような。
曲によっては途中でアタック感も出てる曲はありますが・・・。
しかしまぁ、狂気分が足りなく、ちょいと退屈だったかな~。
長年の刑務所暮らしで、楽曲も丸くなってしまったのだろうか?(苦笑)
これなら旧譜聴いてた方が良さそうかと・・・。
またMayhemのアルバムに参加してほしいなぁ~、無理だろうけどっ!

総評→★★★★★★★☆☆☆7/10点。

Catamenia-Cavalcade

メロディックブラックメタルバンド、カタメニアの新譜。
Catamenia Cavalcade

MASSACRE以来となる9th。
ジャケットを見ての通り、御馴染みとなっているウルフが描かれてませんね~。
北欧系のバンドでも数多取り入れてるウルフのジャケットだが、
今作ではそれを用いてないのはちょっと驚き・・・。
前作からキーボディストが居なくなり、
シンフォニックさが皆無になり、ただのメロディックブラック寄りに。


トラック1Blood Trails
カタメニアらしい入り組んだリフから始まる。
ブラックとデスとの中間にあるがなりもいつも通りだ。
メロブラ・メロデス要素の強く、北欧系の臭いもちゃんとさせている。
アリの歌い方も幅広く、メロディーとの融合も素晴らしい。

トラック2Cavalcade
ミドルテンポで入り、最初だけ聴くととても昔のカタメニアから想像しがたい楽曲だが、
そこからいつも通りのがなりとクリーンヴォイスの組み合わせをプッシュ。
そんな中に於いても、グロウルの存在感も良いですね~。
キラーが多いトラック2だが、ちょっと勢いとメロが弱すぎるのが残念か・・・。

トラック3The Path That Lies Behind Me
粒の良いギターサウンドから開始し、
シャウトと共にブラストビートで疾走!!
すぐにテンポは落ちるが、例のがなり&クリーンの進行に、
飽きさせないリフでどんどん聴き進められる。
緩急の付いたキラーチューンだが、何か物足りなさを感じる・・・。



トラック4Silence
緩~く入り、ギターを泣かせるフーレズを組み込ませるイントロ。
ここらがカタメニアの特徴というか、持ち味の一つでしょうね。
哀愁さを漂わせたバックサウンドに、アリとカリの歌唱表現。
この二つの要素が交じり合い胸に響く・・・。

トラック5Quantity of Sadness
今回もミドルテンポかな~と、思わせるイントロから一転!
トラック3のブラストより鋭さを増したドラミングで大疾走!!
勿論ミドル~ファストテンポのリズムチェンジが多いが、
曲の展開が良く、シンセがなくてもドラマティックに魅せてくれる!

トラック6Post Mortem
イントロからのフィルインに、一気にメロディアスなリフを展開。
盛り上げを方を得たドラミングに、クリーンとがなり双方のコラボ!
bpm的には物足りなさを感じるものの、
テンションは非常にハイになっちゃう楽曲ですね!

トラック7The Vulture's Feast
叙情的なリフに哀愁に満ちた歌唱。
がなりは一切なく、最早メロブラ・メロデス的な要素もなく、
そこらのハードロックバンドのバラードみたいな感じに。
そういう点ではキャッチーに成り下がってるが、曲自体は好きです(ぁ

トラック8A Callous Mind
やや重厚なバンドサウンドが展開していき、
トレモロリフが現れ、そこからシャウトと共にブラスト疾走。
ブラストビート時にはアタック感のないがなりで、
ミドルテンポ時ではクリーンとがなりが入り乱れる。



トラック9Reincarnation
カヴァーを除くと、本作でのラストトラック。
終焉に相応しいメロディーが紡がれる。
久々のギターソロもお目見えし、
メロウなギタソロで、特に速弾きもなく、
最後にチョーキングを放つが、もうちょい強めにして欲しかった。
アウトロではバンドサウンドが止み、
アコギが掻き鳴らされ、余韻を残す展開に・・・。

トラック10Angry Again (Megadeth cover)
近作では御馴染みのカヴァートラック。
本作ではスラッシュメタルの雄メガデスの名曲からカヴァー。
個人的にはStyriconのFuel For Hatredをカヴァーした曲が好きだ!(何

↓ちなみにその楽曲はこれ↓




メガデスカヴァーという事で、エッジを利かせたリフに仕上がっている。
特にテンポを上げるわけでもないので、オリジナル元来の良さが味わえる。
音質面も悪くないので、こちらの方がよりよい楽曲になってるかも(笑)




総評→★★★★★★★★☆☆8/10点。
シンフォニックブラックメタル時代の方が好きなので、
今のカタメニアはあまり好きではない!
Iced OverやInto Infernalなどの良曲が恋しいぜ・・・。

Ov Hell-The Underworld Regime

ブラックメタルバンド、Ov Hellの新譜。
The Underworld Regime





さて・・・、ここにとんでもないメンツが集まってしまいましたね・・・。




まずはジャケットから分かる通り正規のメンバーは2人。

ブラックメタル界随一の聴きやすいがなりを放つDimmu Borgirシャグラットと、
逆におぞましい系のがなりを放つGorgorothキングの、両ヴォーカリストに加え、
Enslavedアイスと、1349のギタリストが参加!!

そしてそして何といっても俺がブラックメタルドラマーで一番大好きな、
Styricon・1349のドラマー、フロストまでもが参加しているっ!

こうして見ると全部ブラックメタルの聖地であるノルウェーで纏まられ、
集まったメンツのジャンルはバラバラですよね・・・

ディムボガー→シンフォニック

ゴルゴロス→ブルータル・ファスト

1349→ブルータル・ファスト

エンスレイブド→ヴァイキング


なので、本作はどういう感じの作風になるか、なかなか興味深かったです。

名だたるビッグネームが連なって嬉しいのだが、
いい加減ディムの新譜を出してくれんかね(笑)
ゴルゴロスは去年出してるし、本命の1349は来月に新譜!!!!
前作があまりにも糞だったので、次作には物凄い注目してしまう・・・。
頼むからアンビエント系の路線チェンジは勘弁して欲しい(泣


トラック1Devil`s Harlot
とんでもないメンツが集まった一曲目!!
それなりに疾走していて、ブラック定番のトレモロリフで攻める。
全体的に1349の色が濃いかな。bpm的には1349の足元程度だが(笑)
音質もそれほどクリアでもないので、ブラックメタルらしいが、
破壊力が足りないだろうか。上品なブラックに近い。

トラック2Post Modern Sadist
物々しくも、重たい扉の開閉のSEで始まり、
女性の声がちょこっと聴こえつつ、次々と場面が変わりゆくサウンド?
1分を越えてから歌唱が始まり、ミドルテンポに進行。
特に面白味のないリフに、安定しまくったフロストのドラミング。
中盤までは不規則にバスドラを差し挟んできたが、
後半は延々とバスドラを踏み続ける超人っぷりを魅せ付けてくれる!
長い咆哮も聴けて満足かな~。

トラック3Invoker'
またもやイントロで演出をいれてくる。
そして初めてブラストビートがお目見え!!!!
フロスト様ひゃっほーーーーーーーーーーーー!!!!!(蹴
この爆発力・・・まさに1349のフロストよ・・・。
まぁ、スネアサウンドの重さはこちらの方が上ですが。
残念なことだが、ブラストは最初と最後だけ。
でもラストの激烈ブラストはほぼイキかけました(笑)
怒涛の攻めによって、久々に脳みそと耳をぶっ壊してくれました。
他のパートは緩めながらも、展開が独特かな。



トラック4Perpetual Night
獣・・・犬やら狼の遠吠えから始まる。
緩急を付けてきており、ミドル→ファストとリズムチェンジ多用。
勿論ファストテンポ時のアタック感はいいものです。

トラック5Ghosting
雨と雷のSEから始まり、ドラムロールなどのドラミング。
スロー・ミドルテンポながらもアグレッシブなフロスト!
ちょっと中弛みしちゃいますかね~。
盛り上がりも無く、淡々と弾き進められる感じで、
テンションの上がりようがない。これが陰鬱系とかならまだしも(笑)
しかもこのアルバム最大の6分越えだから余計に。

トラック6Acts Of Sin
吐息やら何やらが混じり合ったものから始まり、
終始疾走してはいるが、どうもパンチ力に欠ける。
ヴォーカルの歌唱の表現に注目して聴き進めればいいでしょうかね。
途中煽り的な物も入り、ヘドバンしながら拳を突き上げる感じかな。

トラック7Krigsatte Faner
こちらは前曲のライトさから一転し、再びヘヴィに攻める。
あまり聴きなれないギターサウンドを披露している。
ラストのブラストビートとそれに続くフィルインは流石フロスト様!!



トラック8Hill Norge
不完全燃焼なままラストトラックに突入。
今回も不可解な演出からバンドサウンドが展開。
ん~、特に変わり映えもないですな~。
今までになかった壮大さがちょびっと出てきたり。


総評→★★★★★★☆☆☆☆6/10点。
メンツの豪華さから過度な期待は禁物。
どのバンドの良さは出てないが、
一つのアルバムとしてみれば上々な物だろう。
暴虐性の少なさにこそ不安は残るものの、
暗黒面に於いてはそれなりに達しておりまずまず。
落ち着いた上質な中にも、襲い来るドラム。
サティリコンサイドの技巧派メインに、
所々1349サイドで攻めてきており、
フロスト好きには2度おいしい感じです(ぇ



・関連記事
1349-REVELATIONS OF THE BLACK FLAME
Gorgoroth-Quantos Possunt Ad Satanitatem Trahunt

Immortal-All Shall Fall

ブラックメタルバンド、インモータルの新譜。
immortal all shall fall

重鎮だがコープスペイントが残念なインモータル8th。
コープスペイントがださい以外にも、自然の中でPVを収録するという愚挙や、
Mayhemの伝説的ドラマーである、
ヘルハマーもサポートとして参加するなどして有名ですかね~。
楽曲も重戦機系のようなヘヴィ系だが、毎度変わらぬスタイルで、
そろそろ飽きてきたかも知れない・・・。だってキラーという曲があんまないし(笑)
数年前にインターネット中継でグラスポップでの彼等のライブを見ましたが、
普通に良かったのは覚えてます。貫禄は間違いなくあった!

トラック1All Shall Fall
静かながらも、不気味な鳴動から始まる。
そしてバスドラが響き、そのままバンドサウンドが展開。
疾走をすぐさま開始し、荒れ狂うサウンド!
ドラムの存在感はあるが、ギターの存在感がやや希薄だろうか。
ブラストビートはいいもんですね~。
途中テンポダウンし、呪詛めいたボイスも聴ける。



トラック2The Rise Of Darknes
アグレッシブなドラムソロから入り、切り込むリフ!
先の曲よりも幾分ヘヴィさを増したと思われる。
伴奏では更に厚味も増してよりよくなってますb
折り返し辺りではバスドラをしきりに入れ、後半はヒートアップ!
しかしまぁ、スネアサウンドの音抜けいいですな(笑)

トラック3Hordes To War
攻撃的に襲い来るサウンド。
重量感あるバッキングもなかなか。
ドラムロールもサクサクとキメてくる。
ギタソロもお目見えするが、ドラムの圧によって存在感あんまないが、
全体的にリフはかっこよく好きですね~。
途中馬の嘶きや、蹄音なのが聴こえたような気がします・・・。



トラック4Norden On Fire
クリーン系のサウンドから、ヘヴィサウンドが展開。
約2分に亘る長いイントロ、フィルインがちょこちょこナイス。
終始ミドルテンポなので、流石に飽きがくる・・・っ!
楽曲は比較的似たり寄ったりですからね、正直中弛み。
でもやっとギターソロが見事に映える。
タッピングやらで流麗にキメてきた。

トラック5Arctic Swarm
序盤からミドルヘヴィなサウンドをぶつけてくる。
ハーモニクス・スクラッチなども垣間見れる。
リフもそんな悪くなく、ギタソロのサウンドが偉く聴いてて不安にさせる(笑)
フラットやビブラートはいいんですけどね、序盤のソロの音が(ぁ

トラック6Mount North
一瞬タイトルがStyriconのMother Northに見えた(笑)
風が吹くSEに、いつものミドルヘヴィサウンド。
う~ん、特に面白味はないかなぁ~。
終盤でアルペジオがちょこっと入るぐらいに、
ギターが何気に良い仕事をしてらっしゃる。

トラック7Unearthly Kingdom
ラストトラックは8分半と、結構長めだ。
イントロから今までの雰囲気と違い、
厳粛な機械音が暫し場を支配し、
ギターがそこに参入、次いでバンドサウンドが展開したミドルテンポの楽曲に。
折り返しにアグレッシブになるリフにバスドラ。
激しさが出てきており、中弛みは案外しませんでした(笑)

総評→★★★★★★★☆☆☆7/10点。
従来と変わらぬスタイル。
王道ブラックメタルなのだが、
流石にちょっと飽きてきましたぞっ!
インモータルのアルバムって幅が少なくて、
ダレやすくなるのが難点。
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